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the world as code

ブログ書けてない不安

インプットに対してアウトプットの量が少ないなと前から思っている。ブログを書いてるとアウトプットの履歴が残るから「アウトプットしてない」時期が明確にわかり、それを見て不安になったりもするんだけど、結局書けてない、ということが続く。

何かコーディングするときや構築するとき、わからないことがあるとついついググって探して実装して、そのままにしてしまうことが多いんだけど、これだと一過性で終わってしまって、結局記憶に残らず終わったりする。せめてはてブしたりEvernoteにクリッピングしたり、ぐらいはするときもあるのだが、これはこれでクリップしたまま記憶の底に埋もれていくので、やっぱり身になった気がしない。きちんと知識の定着を図るなら、何度も繰り返し試してみるか、インプットした内容を頭の中で咀嚼して、その経緯を自分なりにアウトプットし直すのが一番いい。

なんで書けないのか?というと怠惰という理由が最も強いように思う。特に壁にぶつかったときは山のようにググって比較検討して答えを見つけようとしてしまうから、結局どのページを見て正答に至ったのかが曖昧になったりしやすい。まずは公式ドキュメントにあたるだとか、試行錯誤した結果でさえ一つ一つ丁寧にログを残すだとか、そういうことをできていない。

ちなみにメモツールとしてはアナログだとモレスキンのラージ、デジタルだとVimプラギンのQfixHowmを主に使っている。QfixHowmを使っているのは正確にはプライベーとのPC上だけで、要はDropboxにプレーンテキストでメモを書き溜めている形になる。アナログについては、先月までは常に1日1ページ手帳のEDITを携えてメモ代わりに使っていたんだけど、ページが足りなくなることも多かったし、そもそもスケジュール管理はGoogle Calendarに全部移行していたので、もう手帳を持つ意味もないなと思い、自由度の高いモレスキンに変えた。職場の関係でDropboxは使えないし、ノートPCを叩きながら打ち合わせに臨むのも好ましいとされていないので、アナログのメモはどうしても捨てられずにいる。あと思考を巡らせるときなんかには自由度の高いフォーマットの方が好ましくて、iPad miniにタッチペンとか使うよりも広めのノートの方が脳と手が直結しやすくて楽。

基本的にはこれらに「なんでも書く」方針でいるのだが、散漫な思いつきなどは書けていても、本を読んだり勉強しながら書く習慣がない。tmux開いてコーディングして、ウィンドウを切り替えてメモしてという手順を踏めばいいはずなんだけど、ついつい怠ってしまう。プログラマーの三大美徳に「怠惰」が含まれてはいるが、究極の怠惰は生産性を持たないものだと思う。

書くためにどうしたらいいのか?という問いに対する答えは自分でもまだ見出だせていない。こういうのはもう性格レベルの問題なので、「意識する」とかそういう類の対策じゃなんの意味もなくて、もっと根本的にメモせざるを得ない状況を生み出すしかないのだと思う。あるいはメモの効用をより強く自覚すること。怠惰とはいえ、本当に必要だと思っていることはそれなりにこなせてはいるので、メモを書いてないことで痛い目見るような経験がもっと増えれば変わるような気はする。