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分割無線キーボード Caravelle-BLE を組んだ

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Image from Gyazo

Caravelle-BLE という自作キーボードキットを組んだ。

昨年12月からずっと Corne CherryIMK corne case合わせたものを使っていてかなり満足していて、今年買ったキーボードキットはこれが初めて。

Caravelle-BLE は昨年リリースされたキーボードキットで、当時から欲しいとは思っていた。ポイントとしては分割かつ、 Bluetooth Low Energy (BLE) を使った無線通信にデフォルトで対応していることと、3Dプリンタ製のケースが付属していること。自作キーボードキットは多くの場合、キースイッチをはんだ付けした基盤に、同サイズのプレートを表裏それぞれにネジ止めした「サンドイッチ構造」と呼ばれるつくりをしている。この構造はシンプルなのだが、基盤とプレートの間にほこりが入りやすいだとか、打鍵感や打鍵音が損なわれるという弱点がある。ケースで側面を覆えばこれは解消されるのだけど、立体造形は少し手間が要ることもあってか、キットに同梱されていることは少ない。 Caravelle-BLE はこれを同梱しているという点で珍しく、興味を持った。

昨年の初期ロットは早々に売り切れていて、それ以来諦めていたのだが、先日たまたま在庫があるのを見つけて購入した。

build log

久しぶりにキットを組むので少々手こずった。特に BLE 対応のキーボードは初めて組むこともあり、コンデンサのはんだ付けなど、慣れないことも多かった。

基本的にはマニュアル通りに進めれば難易度はそれほど高くないと思うが、1点だけ、3Dプリントされたケースのネジ穴に「バリ」と言っていいのか、些末なプリント素材が詰まっていたのがイレギュラーだった。ピンセットなどで軽く力を入れればパキパキと取れるので、ネジ止めの前に穴をきちんと確認すればつまずくほどのこともないと思う。

Image from Gyazo

また、 Bluetooth 接続は出荷時にファームウェア設定済みで、マスター(左手側)とスレーブ(右手側)が同時起動した時点で双方が接続され、マスターが PC と通信する、という形を取る。マニュアルにはスレーブ、マスターの順に接続確認をするよう書かれているが、同時に電源を入れてしまうとスレーブは PC と接続できなくなってしまうので注意したい。僕は当初このあたりに手こずったが、幾度かマスター、スレーブ双方のペアリング設定をリセットすることでうまくいった。

キースイッチ

Image from Gyazo

基本的にはリニア、修飾キーなどの一部だけタクタイルにするハイブリッド構成が好きで、リニアは Gateron Ink Black 、タクタイルは Zilent V2 を好んでいるのだが、今回は気分を替えて前者を Alpaca にしてみた。 Gateron Ink Black とカタログスペック上の押下圧はほぼ変わらないのだけど、打鍵感は軽めに感じられる。底打ちしたときに軽快な音がするのが心地よくてわりと好き。

ちなみにキーキャップは手元にフルで合うものがなかったので適当にはめている。 GMK Modern Dolche 2 の GB に参加しているので、届いたら差し替えたい。

印象

まだ半日しか経っていないので何とも言えないところはあるが、無線だと机上がスッキリして想像以上に気分がいい。打鍵感もかなり良く、無線通信にも目立った問題は感じていない。たまに左右で意図した順序と逆に(スレーブ側が遅れて)入力される感覚があるので、パラメータを少し調整するかもしれない。

キー数は Corne に親指部分左右1つずつ、人差し指の内側に左右2つずつの計6キーを追加した形で、まだ若干持て余している。人差し指内側のキーについては Corne でもほしい、括弧を割り当てて使いたいと思っていたので念願なのだが、まだ指が慣れずにいる。慣れれば便利ではあると思う。また、キーマップもほぼ Corne のものを使い回せたので、すぐに割り当ては終わった。

それにしても、これほど完成度が高く高機能なキットが14400円(本記事執筆時点)というのは、自分の感覚が麻痺しているわけではなくどう考えてもお買い得。購入できて本当によかったし、末永く Corne と一緒に使っていきたい。