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the world as code

2018年総括

総括エントリーは2015年から書いていて、毎年「なんもしてないんじゃね」という悲観的な感情に支配されてしまう。が、実際1年間かけて何もやってないというわけもないので、2015年のときみたいな定量評価のほうがいいんだろうなとそっちで今回はやってみる。

技術

書籍

  • Real World HTTP
  • みんなのGo言語
  • エンジニアリング組織論への招待
  • Effective DevOps
  • プログラミング言語Go
  • エンジニアの知的生産術
  • オブジェクト指向設計実践ガイド
  • Site Reliability Engineering

活動

技術的にやったのがプライベートで触ったものがほとんどで、仕事であんまり新しいことに挑戦できなくなってしまったことに危機感を覚えている。プライベートでも別に新しいことって感じでもないけど。昨年も停滞って言っててなんか、まぁ、ヤバいかなという感じはありますね。うーん。

ただ、新しいことやればいいかって言うとまぁ別にそういうわけでもなくて、昨今『プロフェッショナルSSL/TLS』が話題になったり、技術書典でDNS入門本が売れていたり、基礎技術をきちんと学び直すみたいなのも一方では重要なのだろうなと。今年は競技プログラミングを始めたりもしたし、どちらかと言うとそちらの意識のほうが強いかもしれない。基礎的な技術知識をきちんと固めることと、最新の動向を追っていくこと、その両輪を上手く回していくことが難しい。

方向性としては k8s と Go に手を出している通り、 SRE チックな方向に向かいたい、というより向かわないといけなさそうだなーという思いが強まってはいるものの、明確にそれだけが自分の技術的に取り得る選択肢、という気もしていなくて、というか何か技術的に進みたい方向性が定まっているわけではなくて、今やれることを取りあえずやろうとしている、というのが自分の勉強パターンなので、技術的にどっちへ行きたい、みたいなのは相変わらず迷子という感じがあります。

まぁでも、競技プログラミングを始めてみてアルゴリズムやデータ構造に対する学びを得つつあるのはとても役に立っているし、一応は OSS を2つほど書けたのは悪い話ではないかなとは思う。去年は「自分で手を動かす、何かを書くということができなかった」という振り返りをしていたので、その点に関して言えば「書く」ことに比較的注力できた年になった。

来年について

来年はまず始めたいことが2つほどあって、3月ぐらいまではそのあたりの準備で忙しくなりそうだし、4月からはそれらが始まっていく、はずである。時期が来たらブログにもまとめます。

技術的なところで来年どうしようかなというのは、それ以外のところではまだあんまり固められていないんだけど、むちゃくちゃ抽象的なところで「プレゼンスを上げたい」というのを考えている。先にも書いた通り方向性を定めずに今やりたい、今やるべきと思われる技術分野を遅延評価学習法な感じでつまんできた人生ではあったけど、30代になってくると自分の「売り」というものをもっと意識してアピールしていかないとお給料上げにくいんじゃないかなという気がしてきていて、自分が何をやりたくって何の領域で食っていくか決めて、その領域でのプレゼンスを上げる、みたいなことをしていきたいなと。今年作った OSS 的なやつ、あんまり宣伝もしてないし Star もほぼ付いていないけど、そういうのももっとちゃんと広報するとか。 LT 、結局今年も1回しかやってなくて、あれはネタがあるときに、たまたまそのネタを披露できそうなイベントを見つけたから行く、じゃなくて、自分が何かしら喋れそうなイベントを見つけたら取りあえず参加にしてしまって、ネタは後から考える、という締切駆動型で参加しないと無理ですね、と思う。

あとはインプットとアウトプットのサイクルを早めたい。今年、サマータイムの話が話題になったときに、 Linux の tzdata とかそういうのちゃんと調べ直してまとめようとか思ったんだけど、まだそのタスクは Todoist に眠ったままなんですよ。まぁそうじゃなくて、やろうと思ったら2週間ぐらいのうちにはやってブログにまとめるとかね。時期を逃さずちゃんと上げればアクセスも狙えるしね。そういうの。いろいろ学んではいるけれど、キャッチアップ遅いよなあ、早い人めっちゃ早いよなあというのが気にかかりつつあるので、なんとかしたいです。なんで遅いのかというと他のこといろいろやってて時間取ってないからとか時間の使い方が悪いとかかなという気がするので、まずは時間の使い方見直したい。『エンジニアの知的生産術』が勉強の方法論とかでもすごくいいこと書いていたので取り入れるのを進めていきたいです。